文政六年、常陸の国 那珂郡鴻巣村の
庄屋であった木内儀兵衛によって木内酒造の酒づくりははじまりました。
以来、190年以上にわたって日本酒の品質にこだわり続け、本物の醸造を心がけてきました。
かつて日本では酒税法という厳しい法律により、大手4社以外にビールを造ることが認められませんでした。それが規制緩和によって小規模でのビールづくりが認可されるということで、木内酒造もビールづくりをめざします。しかし、永く日本酒を醸造してきたとはいえ、ビールのことはほとんど知りません。そこで大手の商社、ビールメーカー等とコンタクトをとり事業計画の策定を開始しましたが、設備費や技術指導料で数億円かかるとのこと。事業化は無理かとあきらめかけた時、ネット上でカナダのDME社というビールの醸造機械のメーカーを知りました。
調べると、ビール先進国の北米では家庭でのビール造りから、当社のようなマイクロブルワリーの開設についてのノウハウはネットで公開されています。早速、DME社とコンタクトをとり、何十回にも及ぶ交渉を重ねた結果、遂に大手商社の半額以下の価格で購入することができました。DME社にとっても日本での初めての仕事なので親身に相談に乗ってくれ、彼らの持つビール造りのノウハウを全て提供していただくことになり、ようやくビール醸造にこぎつけました。
1996年8月、カナダから待ちに待った機械を積んだコンテナ数台が到着。蔵の一部を改造したビール工場内に機械の設置が始まりました。まず機械、タンク等を所定の位置に配置し、水のライン・蒸気のライン等の接続を開始しました。本来なら設備工事業者に依頼して500万円位かかる工事ですが、何と社員4名でほとんど作り上げてしまいました。ただ機械はカナダ製。当然JIS規格ではありません。ホースのコネクターが日本のものと合わなかったり、英語のマニュアルにおおいに頭を悩ませました。
そして9月初旬、一から全て自分たちの手で購入し設置した設備がついに出来上がりました。
9月中旬、いよいよ仕込みの開始。とにかくヨーロッパの本格ビールを目標に、英国産の麦芽・ホップを原料に伝統的な手法の「上面発酵」(エールタイプ)にて醸造を始めました。
10月3日、最初の仕込みのビールが濾過され、琥珀色の透明なビールがタンクからほとばしりました。構想から18ケ月、「常陸野ネストビール」が遂に誕生しました。
1997年10月、大阪で開催された日本で最初の世界のビールコンテストで、「常陸野ネストビール アンバーエール」がダークエール部門で第1位金賞を受賞。出品された220のビールの頂点に立ちました。
その後も数々の世界コンテストで受賞し、アメリカをはじめヨーロッパ、アジア各国へ輸出を開始していきます。
これまで木内酒造本社内で醸造していましたが、世界中のファンの期待に応えるべく、
より大量生産が可能な工場を新設。ビール醸造機能を額田に移しました。
茨城の名物である「あんこう料理」。常磐沖でとれるアンコウは冬の風物詩になっています。
寒い冬に暖かい「あんこう鍋」を囲んでコクのあるビールを飲む。そんなイメージで作られました。
木内酒造のある茨城県那珂郡那珂町鴻巣。この地名にちなんだ「コウノトリ」のデザイン案。
『赤ちゃん』に象徴される「新しい命」「幸福」を運んでくれる「コウノトリ」。
新しいビールの命の象徴の『麦の穂』をくわえています。
最終的にイメージキャラクターに決めた「フクロウ」ですが、
イメージスケッチから始まりさまざまな案をもとに現在の正面を向いた形になりました。
大阪で開催される日本で最初の世界のビールコンテスト。常陸野ネストビールアンバーエールが、ダークエール部門で第1位金賞を受賞。出品された220のビールの頂点に立ちました。1997年10月開催
参加出品者数22カ国 67社ビール数182銘柄が集まったコンペティション。常陸野ネストビールホワイトエールが、フルーツビール部門の第1位金賞。XHがベルジャン/スペシャルビール部門第2位銀賞を受賞しました。
日本の地ビール約200社が参加して開催された日本の地ビール最大のコンテスト。常陸野ネストビールホワイトエールは、フルーツ・スパイス部門の第1位金賞を受賞。
2年に1回世界のビールメーカー約1,000社が参加して開催される世界最大のビールコンテスト。常陸野ネストビールエキストラ・ハイ(XH)は、ベルギー風褐色ビール部門の第2位バイツェンが小麦ビール部門の第3位を受賞。
世界のチーズ、ワイン等酒類のコンクール。ビール部門で 常陸野ネストビールIPAが第1位、バイツェンが第2位、ペールエールが第3位と上位を独占。また、ブルワーのマーク・ハモンが、1998年最優秀マイスターに選ばれました。
ジャパン・ビア・フェスティバル99(GreatJapanBeerFestival)と同時開催のコンテスト。常陸野ネストビールエキストラ・ハイ(XH)ベルジャン/スペシャルビール部門第1位。参加85社215銘柄
11ヵ国61社181銘柄参加。ホワイトエールフルーツ・スパイスビール部門第3位。バイツェンヴァイスビール部門第2位。
ドイツでは消費者からの信頼が厚く、ほとんどのドイツビールメーカーが参加出品しているドイツ農畜産業協会によるDLG品質保証制度があり、ビール醸造研究の最高機関バイヘンシュテファン(ミュンヘン工科大学)醸造校およびVLB(ベルリン工科大学)の品質検査部門によってスタイル別に厳しい審査がおこなわれます。今回日本から15社20銘柄が初めて出品し、うち2社のビールが金賞を獲得しました。常陸野ネストビールはバイツェンが金賞、アンバーエールが銀賞と2つのメダルを受賞いたしました。
エールの故郷、イギリスのBurtonupon Trentにおいて世界40カ国732銘柄のビールが集まりTHE BREWING INDUSTRY INTERNATIONALAWARDS 2000が開催されました。8つのカテゴリーに分類され、小麦ビール部門に出品した常陸野ネストビール・バイツェンが、第1位金メダルを獲得しました。世界が認めたバイツェンの美味しさです。
ビールのワールドカップともいえる世界最大のビールコンテスト、ワールド・ビア・カップ。世界38カ国から1150種のビールがエントリーし、その味を競いました。6月19日New York Cityのthe Marriott Marquis Hotelにおいて審査結果が発表され、ハーブ&スパイスビール部門で常陸野ネストビール・ホワイトエールが第1位に選ばれました。最高峰のハーブ&スパイスビールです。
国内地ビールメーカー65社175銘柄が参加しておこなわれたグレート・ジャパン・ビア・フェスティバルのコンペティション。アンバーエールがアメリカン・エール部門第1位、ホワイトエールがフルーツ/スパイスビール部門第1位、エキストラ・ハイ(XH)がベルジャン/スペシャルビール部門第1位と3つの金メダルを獲得しました。7月15日開催。
ハーブ・スパイスビール部門でホワイトエールが第1位、ベルジャンスタイル・フランダース/アウトブラインエール部門でエキストラ・ハイ(XH)が第2位、南ドイツスタイル・ヘーフェヴァイツェン/ヘーフェヴァイスビア部門でバイツェンが第1位に選ばれました。エントリー数61社151銘柄。
常陸野ネストビール・バイツェンが、2000年に続いてドイツDLG品質保証制度において日本のメーカーとしては唯一2年連続の金賞を受賞いたしました。
ハーブ・スパイスビール部門でホワイトエールが第1位、ベルジャンスタイル・ダーク・ストロングエール部門でエキストラ・ハイ(XH)が第1位、酒イースト・ビール部門でレッドライス・エールが第1位に選ばれました。エントリー数66社133銘柄。
世界30ヶ国683社中、ホワイトエールがInternational speciality beer with other speciality ingredienst部門で第1位金メダルを獲得。さらに各部門が集まったInternational speciality beerの金賞受賞ビールの中から栄えあるチャンピオンビールに選ばれました。
イングリシュ・ダークエール部門においてスウィートスタウトが第1位金メダルを、スモーク・酒イーストビール部門においてレッドライスエールが第1位金メダルを受賞しました。46社121銘柄
ハーブ・スパイスビール部門においてホワイトエールが第2位。酒イーストビール部門においてレッドライスエールが第1位に輝き、それぞれ銀と金メダルを受賞しました。55社123銘柄
フルーツ・スパイスビール部門においてホワイトエールが第1位金メダルを、スモーク・酒イーストビール部門においてレッドライスエールが銀メダルを受賞しました。55社143銘柄
ベルジャンスタイル・ホワイト/ベルジャンスタイル・ウィート部門においてホワイトエールが第1位。酒イーストビール部門においてレッドライスエールが第1位。ベルジャンスタイル・ダーク・ストロング・エール部門においてNew Year Aleが第1位に輝き、それぞれ金メダルを受賞しました。50社123銘柄
各国のビールが集まりその味を競う世界最大のビールコンテスト、ワールド・ビア・カップ。ハーブ&スパイスビール部門において常陸野ネストビール・ホワイトエールが第1位ゴールドメダルに選ばれました。2000年大会に続く2度目の栄冠です。
フルーツ・スパイスビール部においてホワイトエールが第2位銀メダル、スモーク・酒イーストビール部門においてレッドライスエールが第3位銅メダル、フリースタイルビール部門においてジャパニーズクラシックエールが第2位銀メダルをそれぞれ受賞いたしました。55社151銘柄
ベルジャンスタイル・ホワイト/ベルジャンスタイル・ウィート部門においてホワイトエールが第2位銅メダル。ベルジャンスタイル・ダーク・ストロング・エール部門においてエキストラハイ・ビンテージ2002が第2位銅メダル。フリースタイル・ライトエール部門においてJapanese Classic Aleが第2位銀メダルをそれぞれ受賞いたしました。55社141銘柄
フルーツ・スパイスビール部門においてホワイトエールが第1位金メダル、アメリカン・ライトエール部門においてアンバーエールが第1位金メダル、ベルジャン/スペシャル・ビール部門においてエキストラ・ハイが第2位銀メダルをそれぞれ受賞いたしました。45社130銘柄
ベルジャンスタイル・ホワイト/ベルジャンスタイル・ウィート部門においてホワイトエールが第2位銀メダル。フリースタイル・ライトエール部門においてクラシックエール杉樽仕込みが第1位金メダルをそれぞれ受賞いたしました。61社141銘柄
フレーバービール部門においてホワイトエールが 第1位金メダル、スペシャル・ビール部門においてジャパニーズ・クラシック・エールが第3位銅メダルをそれぞれ受賞いたしました。60社166銘柄
ベルジャンス・ダーク・ストロング・エール部門においてエキストラ・ハイが第1位金メダルを受賞いたしました。
世界最大のビールコンテスト、ワールド・ビア・カップ木樽熟成部門において、ジャパニーズ・クラシック・エールが第3位銅メダルを受賞いたしました。
ホワイトエールが最高位三ツ星金賞を受賞いたしました。
ベルジャンホワイト部門においてホワイトエールが銀賞を受賞いたしました。
ベルジャンホワイト部門においてホワイトエールが金賞を受賞いたしました。
コーヒーフレーバー部門においてエスプレッソ・スタウトが銅賞を受賞いたしました。
ハーブスパイス部門においてリアルジンジャーエールが銀賞、アメリカンアンバー部門においてアンバーエールが、スイート・スタウト部門においてエスプレッソ・スタウトが銅賞をそれぞれ受賞いたしました。
ハーブ・スパイス部門においてリアルジンジャーエールが銀賞、スイート・スタウト部門においてスウィートスタウトが銅賞をそれぞれ受賞いたしました。
ベルジャン・ホワイト部門においてホワイトエールが、アメリカン・アンバー部門においてアンバーエールがそれぞれ銅賞を受賞いたしました。
ベルジャン・ホワイト部門においてホワイトエールが銀賞を受賞いたしました。
エクスペリメンタル部門においてニッポニアが銀賞。ベルジャン・ホワイト部門においてホワイトエールが銅賞を受賞いたしました。
International Strong Beer - Strong Ale部門においてニューイヤーエールがシルバーメダルを受賞いたしました。
ホワイトエールとジャパニーズ・クラシック・エールがブロンズメダルを受賞いたしました。
ペールエールがゴールドメダルを受賞。ニューイヤーエール、アンバーエール、ニッポニアがシルバーメダルをそれぞれ受賞しました。
ホワイトエール、ニッポニア、イングリッシュビターがシルバーメダル。スウィートスタウトがブロンズメダルを受賞しました。
賀正エールがシルバーメダル。ホワイトエール、ニッポニア、エスプレッソスタウト、エキストラハイがブロンズメダルを受賞しました。
ペールエールがシルバーメダル。ホワイトエール、スウィートスタウト、賀正エール、エスプレッソスタウト、エキストラハイがブロンズメダルを受賞しました。
エスプレッソ・スタウト、ニッポニアが金賞。リアル ジンジャーエール、ジャパニーズクラシックエールが銀賞。スウィートスタウトが銅賞を受賞しました。
常陸野ネストラガーが金賞。だいだいエールが銀賞。エスプレッソスタウトが銅賞を受賞しました。
ニッポニアがシルバーメダル。ニッポニア、ネストラガーがブロンズメダルを受賞しました。
だいだいエールがシルバーメダル。セゾン・ドゥ・ジャポン、エスプレッソスタウトがブロンズメダルを受賞しました。
エスプレッソスタウトバレルエディション、常陸野ネストラガーが金賞、チョコレートインペリアルスタウト(限定品)が銀賞を受賞しました。
レッドライス・エールがM.Brewer's arrangeカテゴリーのカテゴリーチャンピオンに輝きました。また、レッドライスエール、ゆずラガーが金賞、アンバーラガーが銅賞を受賞しました。
ラガーがInternational Lager部門/SILVER、ゆずラガーがFruit Flavored Beer部門/SILVERを受賞しました。
ゆずラガーがJapan Originカテゴリーのカテゴリーチャンピオンに輝きました。また、ゆずラガーが金賞、モザイクホップラガーが銀賞、ノンエールが銅賞を受賞しました。
モザイクホップラガーが金賞を受賞しました。また、エスプレッソスタウト、ノンエール、ウィンターエールが銀賞を、ラガー、ペールエールが銅賞を受賞しました。
ノンエール、ウィンターエール、セゾン・ドゥ・ジャポン、エスプレッソスタウトが銀賞を、ホワイトエール、だいだいエール、チョコレートベリーエールが銅賞を受賞しました。
ヘイジーIPA、ノンエールSake yeast editionが銅賞を受賞しました。
ゆずラガー、エスプレッソスタウトが銀賞を受賞しました。
ハニーヴァイツェンが銅賞を受賞しました。
Fruit Flavoured Beer部門でゆずラガー、Mixed Style Beer部門でニッポニアが、それぞれCHAIRMAN'S SELECTIONに選ばれました。
フルーツビール部門でゆずラガーが銀賞を受賞しました。
Fruit Beer部門でゆずラガーが金賞、Hoppy Lager部門でラガーが銀賞、Herb and Spice Beer部門でフラワーセッションが銅賞、Non-Alcohol Beer部門でノンエールゆずジンジャーが銅賞をそれぞれ受賞しました。
常陸野ネストビール「ラガー」が銀賞を、「みかんセッション」、「アンバーエール」が銅賞をそれぞれ受賞いたしました。
常陸野ネストビール「ゆずラガー」が2023年に続き2回目の金賞を、「ラガー」が2023年に続き2回目の銀賞をそれぞれ受賞いたしました。